虫撮り散歩

チョウセンカマキリ(カマキリ)  
更新日:2020/10/17    (2020/01/19~)

大型のカマキリで、体色が緑色から茶色にかけて個体差があります。
単にカマキリとも呼ばれます。
オオカマキリによく似ていますが、チョウセンカマキリの方がやや小さめです。
両種の判別は、前脚付け根の部分の色(チョウセンは橙、オオは黄)や、後翅の色(チョウセンは薄い/オオは濃い)で、可能です。
成虫は、9月から11月頃に見られます。

2010/09/11(土)。晴。
@神奈川県横浜市、長浜公園。

チョウセンカマキリ のメス。

小川に生えている葦の葉の上に居ました。
全身緑色です。

両前脚の付け根の間に橙色の斑が見えます。(オオカマキリはこの斑が薄黄色です。)

 

2018/09/23(日)。晴。
@東京都大田区、東京港野鳥公園。

チョウセンカマキリ のメス。

葦の葉の上にいました。

体色が茶色で、大きい個体でした。
体長は86mm。

(個体B)

チョウセンカマキリ のオス。

森に接する野原にいました。

緑色で、大変大きなオスです。
体長が85mmもありました。

(個体C)

 

2014/09/08(月)。雨。
@神奈川県横浜市、瀬上市民の森。

チョウセンカマキリ のオス。

森の近くの野原にいました。

細長くて、体色が茶色の個体です。
前脚の付け根に橙色の斑があります。
オスは触角が長いです。

 

2017/09/23(土)。
@神奈川県横浜市、長浜公園。

チョウセンカマキリ のオス。

公園のベンチに載っていました。

緑色のオスで、体長が79mm。

後翅をちょっと見せてもらいました。
オオカマキリに比べて薄い色でしたが、写真では、翅が重なってやや濃く見えます。(翅をうまく広げられませんでした。)
威嚇の構えをしてくれるとありがたいのだけど、このカマキリは私を脅威に思ってくれませんでした。

 

2016/09/25(日)。曇。
@神奈川県横浜市、瀬上市民の森。

チョウセンカマキリ のメス。

野原にある木の杭の上にいました。

緑色で体長は82mmでした。
人懐っこい性格で、物差しを近づけたら、私の手に飛び乗ってきました。

前脚付け根に橙色の斑がありました。

(個体A)

チョウセンカマキリ のオス。

森に接する野原にいました。

このオスも人懐っこく、私の手に載ろうとしました。が、私がよけました。
チョウセンカマキリって温厚な性格なのかも。

前脚の付け根に橙色の斑が見えます。
体長は78mmでした。

(個体B)

チョウセンカマキリ のオス。

野原にいました。

体色が茶色いオスです。
体長は81mm。

やや弱腰な構えで
ジッとして動きませんでした。

前脚付け根に橙色の斑が見えます。

(個体C)

■チョウセンカマキリの雌雄比較■

▲上がオスの腹部。(個体C)
▼下がメスの腹部。(個体A)

オスは細く、メスは太いです。

それ以外に、腹部先端の形でも雌雄の違いが分かり易いです。
(このへんの特徴はチョウセンカマキリもオオカマキリと同様です。)

 

 

2017/09/18(月)。晴。
@神奈川県横浜市、瀬上市民の森。

チョウセンカマキリ のメス。

水田の防鳥網の上にいました。

全体が緑色で、体長は74mmです。

 

2010/08/21(土)。晴。
@神奈川県横浜市、長浜公園。

チョウセンカマキリ の幼虫。

葦に止まっていました。

終齢幼虫のようです。
前脚の付け根に橙色の斑が見えます。このくらいになると、この斑の色で同定できます。

 

2011/11/20(日)。晴。
@東京都青梅市。

チョウセンカマキリ のメス。

稲刈りの終わった水田にいました。

11月後半の、こんなに遅い時期までいました。

 

2009/09/26(土)。晴。
@神奈川県横浜市、長浜公園。

チョウセンカマキリ のオスとメス。

メスの背中に載っているのがオスです。
この日、葦の葉にたくさんのチョウセンカマキリがいました。

 

2018/09/22(土)。曇。
@神奈川県横浜市、瀬上市民の森。

チョウセンカマキリ の卵鞘(らんしょう)。

防鳥網に産み付けられたものです。
長さ30mm。

 

2020/10/02(金)。晴。
@神奈川県横浜市、瀬上市民の森。

チョウセンカマキリ の卵鞘(らんしょう)。

大きな卵鞘が木の杭に産み付けられていました。
長さは46mm。

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